いよいよ今年で45周年を迎える劇団☆新感線!これまでケレン味を利かせた時代活劇“いのうえ歌舞伎シリーズ”や笑いに特化した“ネタものシリーズ”、生バンドの演奏をふんだんに取り入れた音モノ“Rシリーズ”など、常に緩急のある飽きさせない表現で観客を楽しませ、古参ファンから若年層まで幅広い世代から支持を獲得。そのエンタメ魂はとどまるところをしりません!そんな新感線の記念イヤーを飾る第1弾公演は、“【譚】Retrospective”と銘打ち、これまでにない新たないのうえ歌舞伎、新感線流お伽噺を上演いたします。
「昔々あるところに・・・から始まるような、伝承で語られるような物語をやりたい」という演出のいのうえひでのりの発案から始まった今作。その要望に『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』(2023年)以来の登場となる青木 豪が応えます。そしてモチーフとなるのは、古来より多くの村や町で伝承が残る“鬼”。人の善悪を捻じ曲げ喜怒哀楽に鋭く切り込み、心を揺らすセリフを書き下ろすことに定評のある青木豪が、“鬼”という材料を手に入れてどのように料理するのか。人と人ならざる者が生きる世界で繰り出される重厚なストーリー、そして新感線らしい歌って・踊って・観て楽しい。存分にショーアップされたエンターテインメントをぜひ劇場でご体感ください!
柚香光をはじめ初参加組から、
新感線へ7年振りの凱旋となる
鈴木拡樹などお久しぶりのメンバーまで、
新感線初進出となる劇場に乗り込みます!
主演を務めるのは、2024年5月に宝塚歌劇団を退団し、演劇としては今作が退団後初の舞台となる元花組トップスター柚香 光。10代の頃から数々の新感線作品に触れてきたという柚香が、男役の衣を脱ぎ捨てて新境地に挑みます。
そして、新感線ではお馴染みの早乙女兄弟と公私ともに親交があり、新感線作品への参加をかねてより望んでいたゴールデンボンバーの喜矢武 豊、19年にスーパー戦隊シリーズの主演でデビューしアクション・殺陣にも心得あり!今作で初舞台を踏む今注目の若手俳優一ノ瀬 颯、乃木坂46の元メンバーでグループ卒業後は主演ドラマからミュージカル、ストレートプレイまで実力を発揮している樋口日奈。主演の柚香をはじめとする4名のキャストが新感線に初参加します。
さらに、23年の『天號星』以来、新感線6度目の登場となる準劇団員早乙女友貴、21年の『狐晴明九尾狩』以来4年振り6度目の登場となる大ベテラン千葉哲也、17~18年の『髑髏城の七人~Season月《下弦の月》』以来なんと7年振りの凱旋!舞台『刀剣乱舞』では長く三日月宗近役を務め、洗練された美しい身のこなしと殺陣が評判の鈴木拡樹らお久しぶりの俳優陣も集結し、毛色の異なるさまざまな出自のキャストが一つどころに集まりました。そんな何が飛び出すかわからない、ビックリ箱のようなゲスト俳優たちを、粟根まことをはじめとする平均年齢50代の劇団員が迎え撃ちます!
大阪公演の会場は昨年OPENしたばかりの新しい劇場、SkyシアターMBS。そして東京公演の会場もまた、昨年OPENしたばかりの客席数約700席のシアターH。キャストの息遣いがリアルに聞こえ、観客が息を飲む瞬間を感じられる密度の高い劇場空間で、熱気立ち込める没入感をぜひ肌で感じてください!