学生時代から新感線のファンなので、『IZO』からずっと「兄貴、俺でいいんですか?」と恐縮しつつ、毎度ご期待に応えられるよう頑張っております。いのうえさんのオーダーはいつも「それをまさに今書いてみたかった」という感じなので、プレッシャーよりやる気が上回るところに、ただただ感謝しております。
「『雨月物語』みたいな、御伽噺みたいのをやりたい」というオーダーを頂戴しました。「鬼退治でどうですか?」とお答えしたら、「いいねぇ」とご返答いただけて、大変に嬉しかったです。
4、5年前に『あのよこのよ』という作品の着想を始めた頃、『酒呑童子』をベースにした鬼退治の話を書きたかったのですが、その頃『鬼滅の刃』がヒットしていて、ちょっと鬼退治を書くのに気が引けてしまい…今回ようやくチャレンジできて嬉しいです。
陰惨な中にも美しさと愛のある作品になると思います。多くのお客様に気に入っていただけたら嬉しいです。ご期待ください。