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☎092-263-5555(10:00~17:00) ◎博多座チケット売場(10:00~17:00)
※5/26より残席がある場合のみ
Pコード:525-073
Lコード:84376
☎092-263-5555(10:00~17:00)
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INTRODUCTIONはじめに
劇団☆新感線の最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』は、劇団☆新感線の44周年興行であり、生田斗真生誕39年を記念してのサンキュー公演です。さらに、新感線40周年であった2020年 4月、新型コロナウイルスの影響で涙を飲んで生田主演『偽義経冥界歌』の全公演を断念し、「必ず帰ってこよう!」と誓った博多座へのCOME BACK公演でもあり、エンターテインメントの殿堂・明治座への初進出公演でもあります。
『バサラオ』は、「ヒノモト」と呼ばれる国で幕府と帝が相争う時代を舞台に、自分自身の美しさを武器に天下取りを目指す男、そんな男の参謀としてバディとなる元・幕府の密偵の男、そしていきすぎた自分の信念のために裏切り裏切られる人々の物語。コロナ禍以降、意識的に明るい作品を上演してきた新感線が、久しぶりに楽しいばかりではない、今までとはひと味違ったダークなトーンの作品を上演します。とはいえど、そこは新感線。物語はキッチリ展開しつつ、ショーの要素もふんだんに、歌って・踊ってガッツリショーアップしたエンターテインメントをご覧に入れます!
主演を務めるのは、17歳で新感線に初めて参加し、今作で5作目、生誕39年を記念したサンキュー公演となる生田斗真。前述の通り、『偽義経冥界歌』で苦渋の決断を強いられ、熱い想いを胸に今作の主演を務めます。演じるのは、おのれの美貌を武器に天下取りという野望を持つ男・ヒュウガ。これまで新感線ではおバカでチャラい役ばかり演じてきた生田が、本作では本領発揮⁉クールでワルイ男を演じます。
そして、そんな記念すべき公演に「僕を呼ばないわけないでしょう!」と熱い想いを持って名乗りを上げたのは、16年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』以来、生田と友情を築いてきた中村倫也。幕府の密偵だったが、ヒュウガの参謀としてバディを組み共に天下取りを目論むも、なにやら一筋縄ではいかない謎の男・カイリを演じます。プライベートでも親交が深い二人の息の合った競演にご期待ください。
更に、21年の『月影花之丞大逆転』では手練れの演者の中で新境地を開いた西野七瀬が、今作ではゴノミカドの守護役として、アクション満載の演技でこれまた新たな一面を披露します。そして、新感線には3度目の出演で、生田と同じく『偽義経~』で悔しい想いを共有したりょうは、男丈夫な姉御キャラ、アクションにも果敢に挑む女大名を演じます。
更に更に、生田と中村がかねてから劇団公演での共演を切望していた看板俳優・古田新太が、生田・中村と対峙するゴノミカドを演じ、もちろん粟根まことをはじめとする、平均年齢50代の劇団員も豪華ゲストを迎え撃ちます。
“TTコンビ”が揃うなら、歌って・踊らないわけにはいかない!そして新感線に出演経験多数のもはや準劇団員たちと共に、劇団員も体にムチ打ちながらアクションをぶちかます!乞うご期待!
「俺は好きなように生きる。この〝顔〟を使って」
幕府と帝が相争う、混乱そして裏切りの時代。
島国「ヒノモト」に生きる男が二人。
幕府の密偵を足抜けし、逃亡していたカイリ(中村倫也)は、〝狂い桜〟の下、麗しき顔で女たちを従えたヒュウガ(生田斗真)が催す〝バサラ〟の宴に出くわす。
そこにやってくる幕府の役人たち。ヒュウガに惹かれ家を出た女たちを連れ戻そうとするが、女たちは嬉々として役人に斬りかかり、散っていく。それを平然と眺めるヒュウガ。
「俺のために死ぬのは最高の至福。それを邪魔する幕府はつぶせばいい」。
その言葉に驚き、惹きつけられたカイリはヒュウガの軍師になることを決意。二人は咲き乱れる〝狂い桜〟の下で手を結ぶ。
一方、鎌倉では執権・キタタカ(粟根まこと)に、女大名・サキド(りょう)がヒュウガの成敗を申し出ていた。
京都守護への道中、サキドはヒュウガを斬ろうとするが、彼の瞳に魅了されて隙を見せてしまう。
そして流刑のゴノミカド(古田新太)の首を取るともちかけられ、京でミカドの首を待つと告げる。
流刑の地・沖の島にゴノミカドを訪ねるヒュウガ。ミカドを手中に収めようとした刹那、ゴノミカドの守護役・戦女のアキノ(西野七瀬)がヒュウガに矢を放つ。だが、ゴノミカドもヒュウガの瞳に魅惑され、再び倒幕の御印となることを決意。京の都に向けて進撃を開始する。
新たに始まるゴノミカドの政。その陰で蠢くそれぞれの思惑、謀りの連鎖。
「バサラの宴は続く。この俺の光がある限り」
眩しい光に飲み込まれ、美の輪廻に堕ちた者の群れ。
たどり着くのは地獄か、それとも極楽か?
〝バサラ〟の宴が今、幕を開ける――。