2011年にドラマ「美咲ナンバーワン!!」(NTV)にて俳優デビュー。同年「仮面ライダーフォーゼ」で主役に抜擢され、注目を集めた。13年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの相手役を務めて幅広い層からの支持を得る。15年には、映画「好きっていいなよ。」など3作品で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。それ以降も、数々のCM・ドラマ・映画などの映像作品を中心に活躍している。近年の主な出演作に、【ドラマ】「アバランチ」(21・X)、「神様のカルテ」(21・TX)、「明治開化 新十郎探偵帖」(20・NHK BSプレミアム)【映画】「カイジ ファイナルゲーム」(20)、「ザ・ファブル」(19)、「曇天に笑う」「ラプラスの魔女」「BLEACH」「旅猫リポート」(18)など。劇団☆新感線への出演は「髑髏城の七人」Season月〈上弦の月〉(17)以来2作目、舞台出演は「浦島さん」(20)以来三作目となる。

福士蒼汰
コメント

――『神州無頼街』がいよいよ再始動です。今のお気持ちは。
「ついにできるんだ!」という嬉しさと、「どうなるんだろう?」という不安の両方の気持ちです。でも、やはり嬉しい気持ちのほうが強いです!僕はまだ3回目の舞台ではありますが、いのうえ(ひでのり)さんや中島(かずき)さん、いつもお世話になっているスタッフの方々と一緒なので、とても心強く感じています。これから大変な稽古が始まりますが、覚悟を決めて励みたいです。今回は、稽古の取り組み方に関しても少し変えられたらいいなと思っています。一回目の『髑髏城の七人』Season月は僕にとって初舞台で、素晴らしいチームの中でゼロから学ばせていただきました。二回目の『浦島さん』の時は、いのうえさんの演出を余すことなく吸収できるような、濃い時間を過ごすことができました。今回は、これまでの貴重な経験を活かせるように、<永流>という役をどう抽出していくのか、いのうえさんとしっかりディスカッションしながら考えていきたいなと思っています。

――リスタートにあたって、改めて台本を読み直していかがでしたか。
永流はすごく誠実でまじめだなと思いました。素直に相手に向かっていく、そこに彼の正義があるようにも見受けられました。でも、あまりそれを表には出さない人でもあって。宮野さん演じる“口出し屋”との対比になっていて、言葉で説明するというより魂の炎を内に秘めているように思います。そういうところを表現できるように、自分なりにつかんでいきたいです。また、他人との間に少し壁があるようにも感じました。自分をさらけ出すのが得意ではない部分は、僕と似ているかもしれません。脚本の中島さんは、『仮面ライダーフォーゼ』ではじめてお世話になってから約10年、ずっと僕を見ていてくださったので、永流と僕を重ねてあて書きしてくださったのだと思います。そういう思いも大切にしながら、取り組んでいきたいです。

――宮野さんとバディを組むということに関しては。
とにかく嬉しい気持ちでいっぱいです!普段から連絡は取り合っているのですが、コロナ禍でこの2年はなかなか会えなかったので。今回は大阪と静岡でも公演があり一緒にいる時間は長くなりそうなので、最高のバディになれるように頑張りたいと思います。そして、お互いの愛も確かめておきたいと思います!(笑)

――カンパニー全体の雰囲気は。
松雪泰子さん、髙嶋政宏さんは初めてお会いするので、今から楽しみです!木村了さんとは以前映画でバディとして共演させていただき、今回は舞台という形でご一緒できることを嬉しく感じます。 粟根(まこと)さんや劇団員の方々をはじめ、頼もしい先輩方がたくさんいらっしゃるので、刺激をいただきながら臨みたいと思います。

――では、お客様に向けてお誘いの言葉をいただけますか。
今回は激しい殺陣やアクションもありますし、歌あり踊りありの、にぎやかな舞台になります。その中で永流が引き受けるところは人間の感情的な部分なので、細やかな心情を表現していきたいです。物語の中で、永流がどう変わっていくかにも注目していただけると嬉しいなと思います。そしてもちろん宮野さんとのバディ感とラブの行方(?笑)のほうも、どうぞお楽しみに!(笑)

Profile 2011年にドラマ「美咲ナンバーワン!!」(NTV)にて俳優デビュー。同年「仮面ライダーフォーゼ」で主役に抜擢され、注目を集めた。13年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの相手役を務めて幅広い層からの支持を得る。15年には、映画「好きっていいなよ。」など3作品で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。それ以降も、数々のCM・ドラマ・映画などの映像作品を中心に活躍している。近年の主な出演作に、【ドラマ】「アバランチ」(21・X)、「神様のカルテ」(21・TX)、「明治開化 新十郎探偵帖」(20・NHK BSプレミアム)【映画】「カイジ ファイナルゲーム」(20)、「ザ・ファブル」(19)、「曇天に笑う」「ラプラスの魔女」「BLEACH」「旅猫リポート」(18)など。劇団☆新感線への出演は「髑髏城の七人」Season月〈上弦の月〉(17)以来2作目、舞台出演は「浦島さん」(20)以来三作目となる。