1980年劇団☆新感線を旗揚げ。以来、劇画・マンガ的な世界観にあたかもコンサート会場に来ているようなド派手な照明と音響を用いた構成で、演劇ファンのみならず音楽ファンをも虜にしてきた。笑いに特化した活劇の“ネタもの”では脚本も手がける。時代活劇の“いのうえ歌舞伎”ではアクションとケレン味を効かせた演出に、ドラマのうねりをのせた独特の手法で、小劇場の枠を超えた新しいエンターテインメントの形として“新感線”というジャンルを確立させた。2017年~2018年にかけてはアジア初の360°客席が回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」でのロングラン公演を成功させた。劇団本公演以外にも、「近松心中物語」(18)、「熱海殺人事件」「阿弖流為」(15)、「鉈切り丸」「断色」「今ひとたびの修羅」(13)、初めて本格的にシェイクスピア作品に取り組んだ「リチャード三世」(08-09)など、プロデュース公演の演出も多数手がけている。
【受賞歴】
第14回日本演劇協会賞(「髑髏城の七人」「SHIROH」の演出において)
第9回千田是也賞(「メタルマクベス」の演出において)
第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞(「メタルマクベス」の演出において)
第50回紀伊國屋演劇賞個人賞(「熱海殺人事件」の演出において)
Profile 1980年劇団☆新感線を旗揚げ。以来、劇画・マンガ的な世界観にあたかもコンサート会場に来ているようなド派手な照明と音響を用いた構成で、演劇ファンのみならず音楽ファンをも虜にしてきた。笑いに特化した活劇の“ネタもの”では脚本も手がける。時代活劇の“いのうえ歌舞伎”ではアクションとケレン味を効かせた演出に、ドラマのうねりをのせた独特の手法で、小劇場の枠を超えた新しいエンターテインメントの形として“新感線”というジャンルを確立させた。2017年~2018年にかけてはアジア初の360°客席が回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」でのロングラン公演を成功させた。劇団本公演以外にも、「近松心中物語」(18)、「熱海殺人事件」「阿弖流為」(15)、「鉈切り丸」「断色」「今ひとたびの修羅」(13)、初めて本格的にシェイクスピア作品に取り組んだ「リチャード三世」(08-09)など、プロデュース公演の演出も多数手がけている。
【受賞歴】
第14回日本演劇協会賞(「髑髏城の七人」「SHIROH」の演出において)
第9回千田是也賞(「メタルマクベス」の演出において)
第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞(「メタルマクベス」の演出において)
第50回紀伊國屋演劇賞個人賞(「熱海殺人事件」の演出において)
昨年の中止を受けて、これだけの短いスパンでほぼ同じキャスティングで改めて上演できるのは珍しいこと。絶対に上演する!という気持ちを、演劇の神様に「諦めずにやりなさい」と応援されたようで嬉しいです。 (福士)蒼汰とマモ(宮野真守)は、元々の『神州無頼街』の期間に上演した『浦島さん』と『カチカチ山』でそれぞれと徹底的に芝居が出来たことがプラスになりましたし、他の様々な仕事で経験を重ねて大きくもなった彼らと改めて関われるのは楽しみです。 松雪さんは今作では色っぽくもありつつ母性を感じさせる、大人の妖艶さを発揮してほしい。髙嶋さんは“元祖ロック役者”という印象が強く、実は映画「ZIPANGジパング」(90)で髙嶋さんが演じた地獄極楽丸は、『髑髏城の七人』の捨之介の造形に影響を与えていて、一方的にご縁を感じていたので、やっとご一緒出来るのが嬉しいです。(木村)了ちゃんは、作品を重ねるごとに結果を残して安定しているので、そこを改めて新感線でも証明してほしいですし、(清水)葉月は『髑髏城の七人』Season鳥(17)以来で、もっと早く一緒にやりたかったのですが、やっと実現します。 今年の『狐晴明九尾狩』が少年漫画とすると、『神州無頼街』は青年漫画。猥雑で色っぽく、日本の闇も関わるような内容も出てくる。といっても新感線らしい、劇画タッチのザッツ中島かずきワールドになると思います。 僕としては、音楽を多用したロックでお祭り騒ぎのような作品にしたい。この作品の上演の頃にはコロナが収束していて欲しいですね。そして打ち上げ花火になるような、思う存分みんなでワイワイ芝居を楽しめる公演に出来るよう、願いをこめて挑みたいと思っています。