演出:いのうえひでのり コメント

皆様、お待たせしました。やっと新感線が舞台に帰って来ました。この時節なのでフルスペックというわけにはいきませんが、そこはHappy Yellow 新感線!と言うことで、あの月影先生こと木野花さんを迎えて、ドタバタ・パロディ満載の久々のおポンチ芝居になりそうです。

ゲストには他に、“鳥髑髏”以来の阿部サダヲ君、ラストフラワーズ以来の古田との面白舞台での競演が大変楽しみですね。

そして今回のフレッシュなゲストのお2人。”50Shades!”での切れ味の鋭い変態演技にド肝抜かされたジャニーズらしからぬジャニーズ、浜中文一君。そして正真正銘の元アイドル西野七瀬ちゃんが新感線舞台に初登場ということでカンパニーの平均年齢をグッと引き下げ、みずみずしさを引き上げてくれるでしょう。

Profile Inoue Hidenori 1980年劇団☆新感線を旗揚げ。以来、劇画・マンガ的な世界観にあたかもコンサート会場に来ているようなド派手な照明と音響を用いた構成で、演劇ファンのみならず音楽ファンをも虜にしてきた。笑いに特化した活劇の“ネタもの”では脚本も手がける。時代活劇の“いのうえ歌舞伎”ではアクションとケレン味を効かせた演出に、ドラマのうねりをのせた独特の手法で、小劇場の枠を超えた新しいエンターテインメントの形として“新感線”というジャンルを確立させた。2017年~2018年にかけてはアジア初の360°客席が回転する劇場『IHIステージアラウンド東京』でのロングラン公演を成功させた。劇団本公演以外にも、『近松心中物語』(18)、『熱海殺人事件』『阿弖流為』(15)、『鉈切り丸』『断色』『今ひとたびの修羅』(13)、初めて本格的にシェイクスピア作品に取り組んだ『リチャード三世』(08-09)など、プロデュース公演の演出も多数手がけている。

【受賞歴】
第14回日本演劇協会賞(『髑髏城の七人』『SHIROH』の演出において)
第9回千田是也賞(『メタルマクベス』の演出において)
第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞(『メタルマクベス』の演出において)
第50回紀伊國屋演劇賞個人賞(『熱海殺人事件』の演出において)