Vamp Bamboo Burn~ヴァン・バン・バーン~
物語の始まりは、平安時代。
 
容姿端麗で剣術や武術に秀でて文才もあるのにすべてに恵まれ過ぎているせいか、またはその性格のせい なのか、何をしてもトゥーマッチ感が否めない<藤志櫻=生田斗真>。竹から生まれた美しい<かぐや姫=小池栄子>に自信満々で求婚するが、かぐや姫は貴族の中で最有力候補だった藤志櫻ではなく家来の <蛍太郎=神山智洋>を選ぶ。生まれて初めて挫折を味わった藤志櫻。そこに妖しいいでたちの男が  現れ、彼に噛まれたことで藤志櫻はヴァンパイアと化してしまう。
 
それから1000年が流れた2016年、東京。

1028歳となり、日本各地を転々としながら名を変え職業を変えて、愛した女性、かぐや姫の生まれ変わりを探し続けていた藤志櫻は現在、ビジュアル系バンドのボーカリスト<TOSHIRO>としてカリスマ的な人気を誇っている。ひょんなことから、前世占いの<マダム馬場=篠井英介>に出会い、かぐや姫の生まれ変わりを一緒に探すことになる。一方、そのころ新宿歌舞伎町では古参ヤクザの“蛇之目組”と、<竹井京次郎= 中村倫也>率いる新進の半グレ組織“ナメクジ連合”が反目し合っていた。あることをきっかけに、彼らの闘争に巻き込まれていくことになる藤志櫻。果たして、かぐや姫の生まれ変わりはいずこに…!?